白虎連合Ⅲ





それからも先生に怒られつつ、頑張って坂を登り頂上へ。

そこには大きな広場に、落ちないよう柵がしてあるだけの場所で。






「うわ!!!ゆい見て!!!」


「すご、」






遠くに見える夜景は柵の前に立つとよく見える。

真っ暗な空を下から照らすようにキラキラと輝いていて。



なんていうか、宝石みたい。






「綺麗、やね」


「ねーっ」






紫織は嬉しそうに写メを撮り、何度も撮り直す。

他の生徒は売店に行ったり、皆で写真を撮っていて。






ほんま、修学旅行来てよかったかも。







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