白虎連合Ⅲ







「ゆいさん、紫織さん遅いっすよ!!!」


「あんたらが早いだけなの」







カラオケに着くと、特攻服を脱ぎ捨て制服姿の龍と蓮。

部屋は暗く、注文したのか酒が置いてあって。



また店員脅したな。







「今日こそは俺の歌聞いて下さいよっ」


「もう何十回も聞いてるやん」


「だーめーでーす!!!」






一体どれだけ歌を聞かせたいんだろうか、この子は。



隣では既に紫織と蓮のイチャラブが始まっていて。

…いいなぁ。







「ん?」


「どうしたんすか?」


「いや、なんでも」






うち今、二人を見て羨ましくなった。

なんでか分からないけど。








「彼氏、か」




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