白虎連合Ⅲ






気が付けば生徒の殆どは売店に行っていて、先生すら居ない。

紫織もきっと売店に行ってるんかな?



んなタバコ吸ったろーっと。







「んで?聞きたいことはそんだけ?」


「え、」


「あ、俺にもタバコ頂戴っ」






お互いその場に座り込み、タバコを食わえる。



楽しそうに昔の話をする悠介と、一粒汗を流す私。




実はもう一つ聞きたいことは、ある。

いや、あるんだけどね。





聞いてみようか。

聞いてみまいか。



あんまり知りたくないような。

知りたいような。






「あ、あの」


「ん?」






えーい!!!









「なんで寿なんかに慕ってんのっ?」







.
< 85 / 358 >

この作品をシェア

pagetop