白虎連合Ⅲ
気が付けば生徒の殆どは売店に行っていて、先生すら居ない。
紫織もきっと売店に行ってるんかな?
んなタバコ吸ったろーっと。
「んで?聞きたいことはそんだけ?」
「え、」
「あ、俺にもタバコ頂戴っ」
お互いその場に座り込み、タバコを食わえる。
楽しそうに昔の話をする悠介と、一粒汗を流す私。
実はもう一つ聞きたいことは、ある。
いや、あるんだけどね。
聞いてみようか。
聞いてみまいか。
あんまり知りたくないような。
知りたいような。
「あ、あの」
「ん?」
えーい!!!
「なんで寿なんかに慕ってんのっ?」
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