一瞬

次の日―――

川野がいた。

目があったけどあたしはそらした。

今日1日中静かだった。

いつもなら先生にまでうるさいって言われるほどだったけど今日はずっと顔をふせていた。

「あや…??」

「なぁに?」

里菜が話しかけてきた。
正直今日は誰ともしゃべりたくなかった。

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