年下の幼なじみ【完】

「と、とりあえずっ、着替えるから待っててっ」



「早くしろよ」


そう言って、翔は出ていってくれた。



翔に、パジャマ姿を見られたのは、最悪だったけど。


翔がこっちのがいいって言ってくれたから、このピンクの花柄のワンピースにしよう



急いで着替えて、玄関のところまで走っていった。



「翔っ、おまたせっ」



「おう、行くか」



パンプスを履いてから、外に出ると、翔があたしの手を恋人繋ぎで繋いできた。


わぁっ、


なんか、今日の翔、いつもと違う。



楽しみにしてたのはあたしだけじゃなくて、翔もしてた?


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