年下の幼なじみ【完】
――…
アイスを食べながら、ケータイを見てにやけるあたし。
もう当分、このストラップを見て、にやけることになりそうだ。
「なに、笑ってんだよ」
「えっ」
隣を向くと、笑いを堪えている翔と目があった。
見られてたっ
あぁ、なんで気がつかなかったんだろ。
恥ずかしい。
「だって、嬉しいんだもん」
素直に言うと、
「ふーん」と返された。
な、なによ〜、あたしが素直にホントのこと言ったって言うのに。