年下の幼なじみ【完】
「へ?」
驚いた。
翔の顔を見ると、顔が真っ赤になっている。
「えっ、なんで?なんで、翔赤くなってるの?」
さっきのあたしの発言におかしなところあった?
翔の赤くなるポイントがまったく分からない。
「別に、赤くなってねーよ」
照れてるところを見つかって恥ずかしかったのか、手で、顔を覆ってしまった。
な、なんか。
あたしまで照れてきちゃったよ。
「遥ちゃん、待って〜」
「早く、早く、悠斗くん」
顔を上げると、二人の小さい男の子と女の子がいた。