年下の幼なじみ【完】
翔Side
はぁ。
教室に入ってため息をつく。
「お、どうしたんだよ〜翔。ため息なんかついて。」
安田 純也ヤスダ ジュンヤ。
こいつとは、中学のとき同じサッカー部で仲良くなった。
「なんでもねぇよ。」
「どうせ、葵先輩のことだろ」
「なんでだよ///」
「オレはお前のことはなんでもわかるんだよっ」
「うっせっ」
「でも、いいな〜。葵先輩かぁ。お互いの家行き来してるんだろ!?」
「あぁ。」
「それでなにもないのかよ」
「当たり前だろ。」
ってか、なにがあるんだよ。
「お前よく我慢できるな〜感心するよ。オレだったら襲っちまう」
バカか。こいつ。
オレだって、我慢してんだよ。そんなことしたら、嫌われるだろ
「んなことできるわけねぇじゃん。襲えるなら襲いてぇよ」
「はぁ〜。だから、お前らはいつまでたっても幼なじみなんだよ」