年下の幼なじみ【完】
「どうかした?」
「えっ?」
「さっきから、黙ったままだったし」
「ううん。なんでもない」
今日の、女の子の叫びにも似た悲鳴は、
ただの、翔のファンなのかな?
だけど、
きっと、翔のことを本気で好きな子もいるだろうし、
そんな子からしたら、
あたしが彼女って納得行かないよね……
もっと、可愛い子だって
いっぱいいるわけだし。
例えば、美里ちゃんとか。
美里ちゃん……
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