年下の幼なじみ【完】

テーブルのそばに、ちょこんと、正座になった。


少し待っていると、翔が2人分のジュースを持ってやって来た。



なんか……


緊張、するな


翔に、緊張を知られないようにするために、近くにあるジュースを飲んだ。



「なんか、葵いつもと違うな」


「え?そんなことないよ」


緊張してるのばれちゃったかな?



「もしかして、2人きりだから緊張してる?」



「そ、そんなことないよっ」


「──オレは、緊張してる」


そう言いながら、近付いてくる翔。



えっ?翔が、緊張してる?


嘘だぁ?



翔ってば、普通じゃんっ


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