年下の幼なじみ【完】

「ホントはね、告白されたの」


「なんで、それを言わないんだよ」


「だって、翔も告白ぐらいされてるでしょ?だから、あたしもそのぐらいで言ったら変かなって思ったし」


「オレは、告白されても、無理やり襲われたりしないけど、葵は分からないだろ」



この間の純也の言葉を思い出した。



このことは、長島の件ではないと思うけど。



「でも、何もされなかったから、安心して」


「よかった」



葵が、無事でホントによかった。


「心配かけてごめんね」



< 157 / 218 >

この作品をシェア

pagetop