年下の幼なじみ【完】

どうせ、葵のことだから、迷惑になるとか、思ってるんだろうな


「あ、あのね、翔
今日も、一緒にお昼食べれるかな?」


学校の門のところで、立ち止まり、オレの顔色を伺うようにして、上目遣いで聞いてくる。



「別にいいけど」


「ほ、ホントっ?」


「あぁ」


そう言うと、嬉しそうに笑った。


「じゃあ、お昼に行くね」

すぐに、顔に出るところが可愛いよな



嬉しそうな葵の顔を見ると、オレまで嬉しくなった。


< 175 / 218 >

この作品をシェア

pagetop