年下の幼なじみ【完】
どうせ、葵のことだから、迷惑になるとか、思ってるんだろうな
「あ、あのね、翔
今日も、一緒にお昼食べれるかな?」
学校の門のところで、立ち止まり、オレの顔色を伺うようにして、上目遣いで聞いてくる。
「別にいいけど」
「ほ、ホントっ?」
「あぁ」
そう言うと、嬉しそうに笑った。
「じゃあ、お昼に行くね」
すぐに、顔に出るところが可愛いよな
嬉しそうな葵の顔を見ると、オレまで嬉しくなった。