年下の幼なじみ【完】
「お、小沢!はよっ」
「なおちゃん。おはよう」
あたしの近くに来ていたのは、なおちゃんだった。
びっくりした。
そうだよね。彼がここにいるわけないよね。
頭いいはずだし。
「1時間目って数学だっけ」
なおちゃんは、あたしの隣に腰を下ろした。
なおちゃんがいるってことは、数学かな
「おう、小沢は英語も補習なんだよな」
「そうだよ〜、大変なんだから」
話をしていると、いつの間にか、先生が来ていた。
あたしは、話を止め、前を向き直し、授業を受けた。