年下の幼なじみ【完】
年下の彼氏へと
葵Side
──…
────…
「だけどさ、本当によかったわけ?」
「え?何が」
あたしたちは、あれから翔の家に来ていた。
翔は、リラックスしたようにベッドにもたれ掛かるようにして聞いてきた。
「あいつらを許してやって」
「うん、だって、謝ってくれたんだもん」
「本当に、葵ってなんつーかお人よしだよな」
笑ったようにして、言った翔の言葉。
「なにそれーっ、褒めてるの?」
「一応、褒めてる」