年下の幼なじみ【完】


「もうっ」



拗ねたふりをしながらも、笑った。



「怒んなって」



翔は、あたしの頬を触りながら向きなおした。



「そーゆう葵がオレは好きになんだから」



「……へ?」



突然の言葉に、あたしは顔が真っ赤に染まった。



そのまま、翔があたしの顔に近づきながら、



「──…ん……っ」




チュっとリップ音がして、唇を包み込むようにキスをした。



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