年下の幼なじみ【完】
「てか、暑ぃよな」
今は、夏休み入る寸前。
学校まで走ってきたあたしは、かなり暑かった。
でも、この学校は、教室にクーラーがついてるから涼しい。
「なおちゃんは、朝練??」
「あぁ。朝から汗かいちった。」
「葵〜」
急に声がしたかと思うと、後ろから肩をぽんっと叩かれた。
「紫帆!おはよっ」
誰かと思ったら紫帆だった。
「あれ?今日、髪縛ってるの?」
「あ、うん」
嫌〜、そういえば、このまま教室に入ったんだっけ…
「あたし、トイレ行ってくる!!」
「え、…葵?」