年下の幼なじみ【完】
「はははっ。まぁ確かにね」
えっ
紫帆までそんなこと言う〜??
「でも、そこが葵はかわいいんだからっ」
なんか、けなされてるような……
「授業始まっちゃうよ。席に戻ろ」
「うん」
そういったのと同時に先生が入ってきた。
あたしは、急いで席に戻った。
「あれ?小沢。髪、とっちゃったの?」
なおちゃんがあたしに話しかけてきた。
「うん。子供っぽくなっちゃうからやめよっかなって思って」
「マジで?あれ、オレ結構気に入ってたのにな〜」
「えっ」
「オレの妹みたいで」
「妹?妹って何歳?」
てか、なおちゃん妹いたんだ。
「小3」
小3??
「なによ、それー?あたしが小学生ってこと??」
しかも、小学生って翔より酷いじゃん。