年下の幼なじみ【完】


あの先生、難しい問題出したな〜

あたしは、黒板の前に立つと、黒板とにらめっこした。


「小沢、早くしろ」


先生があたしを急がす。


だって、わかんないんだもん


「センセー、出来ましたぁ」


「ほら、早川も終わっただろ」


えっ、嘘??


なおちゃんのほうを見てみると、あたしに余裕の笑顔をして席に戻っていった。

あんな頭よかったっけ?


あたしがずっと、悩んでると、授業終了のチャイムがなった。


はぁー、助かった。


「もういい、戻りなさい」

「はーい」

やった、終わったぁ


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