年下の幼なじみ【完】

「…な、んで……?」


葵は、泣きながらオレのことを睨んできた。


――そんなの、葵が好きだからに決まってんだろ。


と、言おうとして口を開いたら、


「や、やだ!聞きたくない。」


耳をふさいで言った。


「葵、聞いてくれよ!」


「いや!やだ…あたしのこと、からかってるんでしょ?」



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