年下の幼なじみ【完】
そして、放課後になった。
葵の教室に行こうと、
教室を出ると
「待って、翔」
オレの愛しい、葵がオレのところへ来た。
なんで葵がここに?
まさか、葵から来てくれるなんて思わなかった。
素直に嬉しいと思った。
「翔、一緒に帰ろ?」
「あぁ」
なんで、来てくれたんだ?
オレ、酷いことしたのに。
久しぶりだからか、無言で歩くオレたち。
そして、家に着いてしまった。
思いを伝えようって朝思ったばっかりなのに、伝えることが出来ない。