年下の幼なじみ【完】

「待って、翔。あたし、翔に言うことある。」



恥ずかしそうに、でも真っ直ぐ見て言った。



「だから、今日翔の家に言っていい?」



え?



オレん家?



「だって、翔の家久しぶりだし。」



待てよ?


確か、今日は親いるよな



「あぁ、いいよ」


じゃ、家に親がいれば大丈夫だろ。


「えっ、ホントに?」



嬉しそうに、葵が言うからオレも嬉しくなった。


でも、話ってなんだ?



そう思いながら、オレの家に入った。



「ただいま」


「あー、お帰り」


母さんは、葵が来てるって思ってないな

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