嫉妬
翌日学校に行くと椿はいつもどおり
だった。


「あっ…。」




椿は私を見るなりとても驚いた表情
をして。




それもそうか…




今日の私はすごい変だから。






「早苗…ごめんっ。 
 帰ってゴメンね…。」



泣かないで、椿。





「大丈夫!!」




本当は大丈夫じゃない。





私の体は包帯だらけだったから。













その日…私は家に帰ってからまた
昨日と同じことがあった。





たけちゃんがキスしてきて。



また、あの感情が篭っていない
キス。

私はバンッと押して…またトイレに
駆け込んだ。

< 30 / 51 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop