嫉妬
ねぇ!!



「ふ〜つまんねーの」


私の腕を切り終えたたけちゃんは…
その一言を呟いてから、私の家を
後にした。



何が。何がつまんんないのよ!!!




私は急いで止血したが…深くきられた
腕は生生しくて。見てられなかったし…


血も止まらなかった。





朝だったことが…幸いで。





私は119と震える手で携帯のボタンを押した。






「もしもし、こちらは××市救命…
 です。」




「…ッう…も、もしも…し」




震える声。

鳴いている声。







誰が聞いてもわからない。













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