嫉妬
「早苗??」





「…何。」



怒り口調で彼に彼にぶつけた。



「…ニコリ」






…またあの笑み。





私の…腕を切ったときみたいに。








「椿、ゴメンでって?
 あと…看護婦も。」




-また…殴られる。





たけちゃんは看護婦と椿に
その一言を冷たく言い放った。






“ゴメン”とか言いながら
全く思ってもないくせに。








個室だった私は椿と看護婦さんが
出ってたことによって二人きりに
なってしまった。



-二人になることは避けていたいのに。
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