嫉妬
私はその一言を言ってから
ナースコールのボタンを押した。





「お呼びですか?」




何も知らないナースは大きな音を
立てて入ってきた。




「あぁ…はい。
 この人をここから出してください。」




私がそう言うと彼は何も言わずに
一人でトボトボと部屋を出て行った。

























…死んじゃえ。



たけちゃんなんて。









内心は、そんな笑みをこぼしていた
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