15歳のあたし
沙織には小さい頃から友達という友達がいなかった

根暗でおとなしいためか
クラスではいつも嫌われ者のポジションだった

沙織に話しかけてくる
それは

「ねぇ 池田さん プリン頂戴」

「宿題忘れちゃったからノート見せてくれない?」

ただ単に利用する時だけ
< 10 / 17 >

この作品をシェア

pagetop