あのころ、グラフィティ
「グフフ...しあわせ~」

涼しい風と太陽の光で、だんだんと眠くなってきた。




僕はいつのまにか寝てしまっていた。


目を開けると、さっきの景色にたまちゃんの膝。


時計を見て驚いた。
とっくに5限が過ぎている時間だった。


慌ててたまちゃんを見ると、こくり、こくりと目をつむって寝ていた。


僕に付き合ってくれたんだと思うと同時に、たまちゃんは優しい子だったことを思い出した。



しばらくはこのままでいよう。


僕ももう一度目を瞑った。















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