続・年上の男
自分の中で気持ちを整理するのに、3日。
失恋だとわかって悲しくなったのは1週間後。
遥に話が出来たのは、それから数日後。
「なるほどね~・・・妹か・・・」
私の話を聞いた遥は何か考えている。
「で?その後メールをやめたの?」
「うん。何か送りにくくて・・・」
「で?矢崎さんからは来たの?メール」
「・・・きてない。私からしなければ、来ないよ・・・」
「そっか。・・・でも・・・う~ん」
「なに?」
「ううん。なんでもない。じゃ、今日の夜は合コンしようか」
「はい?なんでそうなるの?」
「ま、ま、いいじゃん。行く?行かない?」
「・・・・行く」
「りょうか~い」
私の失恋を楽しんでるね、遥。
なにか思うところはあるんだろうけど。
・・・達人だからね・・・。
その日は土曜日で、矢崎さんに連絡をしなくなってから2週間になろうとしていた。
こんなに連絡を取らなかったのは、ドライブに連れて行ってもらった以来初めて。
いつも1週間に1回は絶対にしてたから・・・。
だけど、矢崎さんからの連絡はない・・・こんなものだよね。
<最近連絡無いけどなにかあった?>
そんな連絡をくれるのを待ってた。
でも・・・そんなことはあるはずもなく。
だって恋愛対象外なんだもんね・・・。
・・・もっと早く生まれたらよかったのに・・・。