続・年上の男
次の日、遥に報告すると
「やっぱりね~」
と。
「そういえば・・私の記憶が無いときになにしたのよ?」
「ん?真に頼んで一芝居してもらったの」
「は?芝居?」
「そ。柊子を酔わせて記憶を無くして、私が柊子の携帯から矢崎さんに電話をかける。で、繋がったところで真とのやり取りを聞かせたってわけ。・・好きだったら飛んでくるでしょ?・・・・早かったわよ~、矢崎さんが来るの」
「ええ?」
「ま、それで両思いなんだろうなって思ったから、真を連れて後は矢崎さんにお願いしたってわけ・・・・ま、こうなったのも私のおかげね」
いやいや・・・もっと普通にお願いしますよ・・・。
「でも、柊子良かったわね」
本当に嬉しそうに微笑んでくれる遥をみたら・・・文句なんて言えなくて。
「ありがと」
ちょっと不満もありながら、お礼を言った。
私が出会った運命の人。
これから先も一緒にいられますように。
~おわり~