ささやく言葉はI  LOVE YOU


ジャスティンと私

公園のブランコにすわった。

さっきまでプレイしていた
ボールは
バスケットコートの中に
とどまっていた。


そんなに心配な顔しないで・・。
ジャスティン。



「背中の傷見ただろ、由香?」



背中に稲妻みたいな傷があったのを
覚えてる。


あの傷・・・・・・・・・



凄く淋しげな顔。


何を私に話してくれるの?

いっそ

さっき冗談で言った

「バスケやめちゃおうかな・・・」


って言葉を叱ってくれたら

私も気が楽なのに・・。









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