ささやく言葉はI  LOVE YOU

「あの二人何はなしてるんだろうね」

私は心配だった。

「宮本は心のある奴だから
変な事は言わないよ。」


由香を好きになった男だし
見る目あるよな。っていつもの
胸キュンウインク。



「今日はたのしいね、来てよかったね」

いつもバスケの練習ばっかりで
こんなチャンスめったに無かった。


「オレは
来なければよかったと
思ってる・・・」

並んで座っていた肩を
グィっと引き寄せられる。

ええーー????
私は思わずジャスティンの顔を見る。


ジャスティンが
赤い顔をして
下を向いて何か
ゴニョゴニョ言ってる。

「そんな水着だなんて思わなかった。
凄い似合ってるし、一段と可愛いし・・
どうにかなりそうだったのを
由香は知ってるの?」


まっすぐ私の目をとらえた
アイツの顔は
怒った顔をしていた。

「髪が長くてよかった」


ジャスティンが
私の頭を撫でながらつぶやく。


「どうして?」
何でそんな事ここで
つぶやくんだろう?


「隠れるだろ・・。
髪の毛で胸が隠れるだろ!」


私は改めてこの水着の
面積の小ささに
恥ずかしくなった。



















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