ささやく言葉はI LOVE YOU
日が暮れて来て
みんなで帰り支度をする。
今日一日本当に楽しかった。
明日からまたバスケの練習も
始まるし、いそがしくなる。
こんな日はめったになから
今日という日を
思いっきり楽しめてよかった。
みんなと
宮本と
エミリーと
ジャスティンと
楽しく
過せてよかった。
宮本と話した後の
エミリーは
スッキリした顔をしていたし
私を見る目も
きつい感じが抜けていた。
帰りの車の中は
一番後ろに
私、ジャステイン、
エミリー、宮本で座った。
遼はお姉さんに気にいられて
二人でワイワイやっている。
ジャスティンは疲れたらしく
船をこぎはじめていた。
そんなジャスティン越しに
エミリーが顔を私にむけた。
その顔は14歳の幼さの残る
愛らしい顔だった。
「由香・・・・」
小さく私の名前を呼ぶ。
「なに?エミリー?」