ささやく言葉はI LOVE YOU
大人への階段
米チームも帰国して
ひと段落の週末。
私達
ミコ、ヒロ君、ジャステイン、遼
の5人でお祭りに行くことになった。
ジャステインは
お祭りに行くのが初めてだから
少し興奮していた。
その表情の中に私の知ってる
5歳くらいのジャジャがいた。
お父さんの浴衣でソファーに
座ってるアイツ・・・。
ちょっと胸がはだけてる。
小さい顔からは想像できないくらい
がっちりとした胸板に目が
離せない・・・・・・。
私もお母さんにピンク地の浴衣を
着せてもらう。
「お待たせ!」
私の声にぱっと顔を上げたアイツは
何故か目がまん丸になっていた。
「遼いくよー!
おかあさん、いってきまーす。
帰りにミコ達ここによるからね」
「OK!気を付けてね」
ドアをパタンと閉めたとたん
「邪魔者は消えるね!
友達まってるからーーーーーーー」
大きく腕をふって
って反対方向に走っていっちゃった、遼。
気が利きすぎる弟ってどーよ?