ささやく言葉はI LOVE YOU
初めて夜店を目にする
ジャステインは
楽しそうだった。
ジャステインは
今までテレビや本では
日本の行事を目にした事があるけど
実際の体験は無かったから
色々質問してきてうるさいくらい。
「あー疲れたね」
私たち四人は歩き疲れて
神社の境内の階段に
座って休憩をした。
夜店から少し離れた境内は
回りを見渡すと
カップルばかりだった。
私もミコも座りたい気持ちが
先にたって
カップルだらけの境内を
見回す余裕がなかった。
この雰囲気ちょっと
やばいかも・・・・・・。
ええっ!!あそこのカップル
ああっ!!こっちのカップル
ちょっと、ちょっと!!
あれだけ口数が多かった
ジャステインが
何だか黙り気味・・・・・
横を見ると・・・・。
えええ!!
ミコとヒロ君が!
この感じに耐え切れなくて
私はがばっと立ち上がり
「さあー
うちに帰ってお茶でものもうよ」
ミコ、ヒロ君、ジャステインが
私を見た。
回りのカップルまで
私を見た。