ささやく言葉はI  LOVE YOU

二人ともあずきアイスを手に
ぴったり絡みあうようにして
帰っていった。

「あー疲れた!
ねえジャスティンあずきアイス
食べる?」


振り向くとアイツがいなかった。

あれ?部屋に戻ったんだ。

アイス持って行ってあげよう。

コンコン

「ジャスティン、アイス食べよー。」

返事も待たずに部屋に入った
私がいけなかった。


浴衣を脱ごうとしていたみたいで
上半身裸だった。


引き締まった体。

きゃーと言いながらも目は
しっかりと裸の上半身を見ていた。

ご・ごめん・・・
小さい声だったから聞こえたかな?



「いいよ、由香。
一緒にたべよう。此処においで」

ベットの上に座って
ポンポンと自分膝の上を叩く。

さっきのミコ達みたいに?


うん・・・
小さい声でアイツが言う。


照れ笑いをしながらも
私はピッタリとアイツに体を寄せる。


浴衣の布一枚が私達の距離。


いつもとは違う
速さでアイスが溶けていきそう・・・・。




< 163 / 210 >

この作品をシェア

pagetop