ささやく言葉はI LOVE YOU
「早く食べないと
アイスがとけちゃうよ、ジャジャ」
いつもより溶けるのが早い
アイスを私達は黙々と食べた。
何か話して・・・。
あまりおしゃべりじゃない
ジャスティンはこんな時困る。
せっかく膝に乗って
ピッタリしてるのに
アイスを黙々ってどーなの?!
最後の一口を頬張る
ジャスティン。
私も急いで食べるけど
味が判らない。
だって緊張しちゃって・・・。
それでも私は
「美味しかったね」
なんて言ってみる。
「あずきアイスが一番だね」
なんてはしゃいでみる。
やっとジャスティンが
口を開く。
ここにアイスがついてる。
頬をペロンと舐めるアイツ。
あっここにも・・・って
鼻の頭をぺロン。
ここには沢山ついてる・・・。
唇をペロン。
由香の唇が一番美味しい・・・。
こんな時ジャスティンは
おしゃべりになる。
こんな時私は
おしゃべりじゃいられなくなる。