ささやく言葉はI  LOVE YOU

眠れない・・・。


何度も何度も
寝返りを打った。
さっきキスをしたとき
薄目を開けた私。

アイツの目をつぶった
キスの顔を
思い出した。

いつもは無口なのに
平気で甘い言葉を囁く
アイツのキス顔は
凄くエッチな感じだった。


頬が熱くなる。


喉が渇いたのでキッチンに行く。


キッチンに
はいっていこうとしたら
アイツがいた。
ケイタイの液晶の光に
きりっとした顔が
照らし出されている。


夢中でメールを打つアイツは
私には気がつかない。


小さい光だけなのに
ジャスティンの回りが光っていた。


つぶやく

ダ・イ・ス・キ

ダ・イ・ス・キ

ダ・イ・ス・キ



誰にメールを打っているの?
私に気がつかない?


なんだかムカついて
キッチンの電気をパッチンと
点けて逃げた。










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