ささやく言葉はI LOVE YOU
目の前が布に覆われたと
思った次の瞬間
ジャスティンの
厚い胸板が飛び込んできた。
どうしよう・・・。
震えが止まらない・・・。
その時
二人のお腹がグーとなった。
こんな時でもお腹って減るんだね。
私達は可笑しくなって
噴出してしまった。
「何か作って食べようか?」
ジャステインが私の震える体を
止める様にギュっと抱きしめて
そう聞いてくれた。
「いいの?」
「何が?」
「・・・続きをしなくて・・」
ジャスティンは優しい笑顔で
「いいんだよ、由香」
私の肩を、
髪を、
顔を
撫でながら言う。
絆ならとっくの昔に
強いのが出来てるし
印なら
ここにつけた。
ちいさな蝶が
飛んでるみたいに
赤紫のキスマークが
胸の膨らみに横に
いつの間にかついていた。