ささやく言葉はI  LOVE YOU
~ジャスティンside~

ちょっと首を傾げた時

悔しくて唇を噛む時

大きな目が笑うとなくなる時


由香は色々な表情をもっていた。


その度にドッキッとして

自分の感情を抑えるのに必死だった。



小さい頃はそんな顔をみてからかう事もできたのに
今はそれさえもなんだか恥ずかしくて出来ない・・・。


そしてさっき


滑りそうになった由香を抱き止めた。


引き締まった体に意外と大きな胸が俺の腕の中にあった。



・・・・・・・アブナカッタ・・・・・・



由香の両腕は俺の背中にまわっていた。


由香の両腕は俺の傷跡にさわっていた。



由香、傷の話をいつか聞いてくれるか?

だから今は


「DONT'T ASK ME.   PLEASE・・・・・」







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