ささやく言葉はI LOVE YOU
食後のアイスをもって
三人でジャスティンの部屋に行く。
宮本は何も聞かない。
何か文句の一つでも言ってくれれば
私から説明の一つもできるのに・・・。
「由香、アイス食べてもだいじょうぶ?」
私の胃を心配してくれる優しいアイツがいる。
「あんだけ夕食ガッツリ食ってんだから
大丈夫だろ!?森川」
口は悪いけれど元気ずけてくれる宮本がいる。
あのね、ミヤ・・・・。
私が言葉を発したと同時に宮本が
まっすぐジャスティンを見ながら
「俺は森川が好きだ。
1年の時からあいつをみてきた。
お前達二人が幼馴染とか、
一緒に住んでるとか
俺には関係ない。俺は俺のやり方で
森川にぶつかっていく。
ムラタは森川が好きなのか?」
宮本の真剣な顔はまるで
試合を挑む武士のようだった。
アイツが何か言おうと口を開く。
ガッッチャン・・・・
ドアが開く。