ささやく言葉はI LOVE YOU
「この間、宮本に挑戦状を
たたきつけられるみたいに
由香の事聞かれただろ」
「うん・・」
「本当は自分からきちんと言いたかった。
あんな事になる前に。
今、聞いてくれる?
今、伝えたいんだ、俺の気持ち」
アイツの真剣な目は
私の体を動かす事さえも
許さないようだった。
実際、私は動けずにアイツの目を
見ていた。
「由香、好きだ。
俺は由香が大好きだ」
はにかんだ表情は
きりっとした顔を
思いっきりかわいい顔に変える。
「私もジャスティンが大好き・・・・」
私の右手が
アイツの左手をつなぐ。
私の首が少し右に傾く。
アイツの首が少し左に傾く。