君と僕

君と

7月5日。

俺は死んだ。


そして今日は俺の葬式。

クラスメイト達が泣いている。
その中に、君はいた。

「ど…して…っ…死…じゃ…のっっ」

泣きすぎて、まともに喋れてない君。


そんな君も愛おしくて。


君にだけ、聞こえるように、囁いた。


「ずっと、君の事、好きだった」


すると君は驚いたような顔をして、俺の居るほうを見る。


「純…」


君は俺の名を呼ぶ。
まさか、見えてる訳…。

「どうして…?何でここにいるの…?」

嘘だろ。

「好きって…どういう…」

聞こえていた。俺はとっさに逃げた。

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