ラブランク

セッキン

「店長、ご指名です。」

アポ無しの指名が入るの

は珍しい。

「はい、今行きます。」

私はやりかけの帳簿を閉

じ立ち上がる。

昨日、あれから菜摘の返

事はない。

お客さんに対応するのは

個室になっている。

「いらっしゃいませ。」

ドアを開けるとそこには

レイが立っていた。
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