ラブランク
「こんにちは。」
レイは爽やかな笑顔を浮
かべる。
私は立ち尽くしてしまっ
た。どうして彼がここに
…。
「菜摘さんに教えてもらっちゃいました。」
あ〜そういう事…。
「本日はありがとうございます。」
私は営業トークをするし
かない。
「今日はどのように致しますか?」
椅子に座り、顧客ファイ
ルを開く。彼も私の向か
えに座る。部屋に入る前
にスタッフの女の子に渡
されたリストには彼の名
前と住所、生年月日が直
筆で記入されていた。
………ハタチだ。
「えっと、この前言ってた…あの〜マッサージしてなんとかを…。」
「はい、ではこちらのDコースになりますね。ハンドマッサージ、その後爪の形を整えて最後に爪を磨きます……。」
いわゆるメニューを差し
出す。
「それでお願いします。」
彼は店に行く前だろう。
スーツ姿だ。上着は腕に
かけ、白いワイシャツに
黒に細いストライブが入
ったズボンをはいている
。
「こちらへどうぞ。」
三畳ほどの壁側にあるリ
クライニングチェアーに
彼を案内した。
レイは爽やかな笑顔を浮
かべる。
私は立ち尽くしてしまっ
た。どうして彼がここに
…。
「菜摘さんに教えてもらっちゃいました。」
あ〜そういう事…。
「本日はありがとうございます。」
私は営業トークをするし
かない。
「今日はどのように致しますか?」
椅子に座り、顧客ファイ
ルを開く。彼も私の向か
えに座る。部屋に入る前
にスタッフの女の子に渡
されたリストには彼の名
前と住所、生年月日が直
筆で記入されていた。
………ハタチだ。
「えっと、この前言ってた…あの〜マッサージしてなんとかを…。」
「はい、ではこちらのDコースになりますね。ハンドマッサージ、その後爪の形を整えて最後に爪を磨きます……。」
いわゆるメニューを差し
出す。
「それでお願いします。」
彼は店に行く前だろう。
スーツ姿だ。上着は腕に
かけ、白いワイシャツに
黒に細いストライブが入
ったズボンをはいている
。
「こちらへどうぞ。」
三畳ほどの壁側にあるリ
クライニングチェアーに
彼を案内した。