ラブランク
菜摘の店に来るのは……

半年ぶりかな?地下に下

り重いドアを開けた。

「いらっしゃいませ〜!」

薄暗い店内から声が飛び

交う。菜摘はカウンター

の中にいた。

カウンター席は8席、ボ

ックス席は大きいのがひ

とつと、6、7人座れる席

がふたつ。余り広くない

店内はカウンターもボッ

クスにもお客さんがいる



カウンターにいる菜摘目

掛けて私は進む。いつも

私が座るカウンターの一

番奥の席は先客がいた。

「いらっしゃい。」

菜摘は緩(ゆる)く言う



「忙しそうね。」

私は座る席を探す。

「こんばんは。」

声を掛けられた方を見る

とレイが一番奥の席にい

た。
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