ラブランク
今日は、絶好の海水浴日

和。

菜摘とハジメ君が私を迎

えに来た。

ハジメ君に会うのは5回

目位かな?彼は32歳のバ

ツイチ。背はそんなに高

くなく、顔は濃い。でも

すごく大人。菜摘を優し

く包み込んでくれている



「久しぶり、瑞紀ちゃん!今日は彼氏も来るんだって!」

だから彼氏じゃないって

ば!

「どうも、ご無沙汰してました。彼氏じゃないんですけどね。」

私は軽く菜摘を睨む。ハ

ジメ君は私の荷物をトラ

ンクに乗せ、運転席に向

かう。私は菜摘を捕まえ

て、

「ちょっと、いい加減な事ハジメ君に言わないでよね!」

と釘を刺す。

「いいじゃない。まぁ、彼氏みたいなモンでしょ。」

菜摘はニヤリと笑い、助

手席のドアを開ける。

日差しが眩しい。

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