ラブランク
「どうぞ〜。」

若い女の子が飲み物とオ

シボリ、灰皿を運んで来

てくれた。

私はすぐにグラスを持ち

それを飲む。……烏龍茶

だ。お酒が飲みたかった

。きっと、菜摘の心遣い

だろう。アルコールナシ

で話した方がいい、と。

「……元気だった?」

先に彼が口を開いた。
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