ラブランク
それから一週間後、レイ

と再開した。

休みの火曜日、靴を買い

に街へ出た。

「瑞紀さん…。」

声を掛けてきた彼が何者

か分かるまで、私の頭の

中を色んな名前が駆け巡

る。お客さん…業者さん

…?

「レイです。ローズの!」

前に会った彼とは印象が

違った。ジーンズにシャ

ツ。どこにでもいる若者。

「あ〜。」

彼が一度しか会っていな

い私の事を覚えていた事

が不思議だ。

「お一人ですか?良かったらコーヒーでも一緒に飲みません?アキラも一緒なんですよ。」

アキラがレイの後ろから

やって来た。

この展開…ナゼ?
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