ラブランク
暖かな彼の胸の中に、私

は顔を埋めた。細い体か

ら愛情が伝わってきた。

男の人に抱き締められる

のは久し振り…。


「俺でいいの?…瑞紀さんより、年下だよ…。」

「フフフ…私こそ、レイよりかなり年上よ。」


「俺、ホストだし…。」

「立派な仕事だよ!行ってみたら、とても楽しかったよ。」


私達は抱き締め合いなが

ら笑う。


きっと、ケンカもするだ

ろう。意見も合わない事

が多いかも知れない。で

も、レイの優しさの中で

癒され、私は愛を注いで

いきたい。


そして、彼と私の唇が重

なった。


流れるラブソングが私達

を包み込む。


END
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