王龍
…平然を装ったつもりやった
けど、長年一緒に居る和くんにはバレてしまったらしい
いきなりギュッと抱き締められ、耳元で
「…あんまり考え込むなや…」
と囁かれた
「…ん」
普通の男なら抱き締められた瞬間にブッ倒してる
けど、和くんは…落ち着くんや
「…ありがとう。…ほな、行ってくるわ」
そう言って体を離し、部屋を出た
───────────
─────────
「…すいません」
外に座って煙草をふかしながら、何かをしていた人に話し掛ける
「…はい?」
…お、敬語
「…あの…失礼ですが、お名前をお伺いしてもよろしいでしょうか?」
コイツ運ええわ
うちの敬語聞ける人はあんまおらんで?
けど、長年一緒に居る和くんにはバレてしまったらしい
いきなりギュッと抱き締められ、耳元で
「…あんまり考え込むなや…」
と囁かれた
「…ん」
普通の男なら抱き締められた瞬間にブッ倒してる
けど、和くんは…落ち着くんや
「…ありがとう。…ほな、行ってくるわ」
そう言って体を離し、部屋を出た
───────────
─────────
「…すいません」
外に座って煙草をふかしながら、何かをしていた人に話し掛ける
「…はい?」
…お、敬語
「…あの…失礼ですが、お名前をお伺いしてもよろしいでしょうか?」
コイツ運ええわ
うちの敬語聞ける人はあんまおらんで?